EPISODE:03
熱プレス


製品にフィットした材料選び。配合は無限大。
「熱プレス」 は、加熱して軟化させた材料を金型でプレスする成形技術です。クミ化成では、ポリエステルの繊維を含ませたフェルトから、トランクサイドやフェンダーなどを製造しています。熱プレスでつくられる製品群は、軽量で吸音性が高いことが特徴です。私たちは、お客様のニーズにフィットした材料選びを大切にしています。製品の用途や形状に応じて、フェルトに含まれる繊維の、本数・太さ・長さを使い分け、成形時における “透け” や “裂け” の発生を予防しています。

樹脂にプラスワン。クミ化成ならではの発想。
クミ化成は、自社の強みである樹脂成形の技術と、フェルトを熱プレスで成形する技術を組み合わせた製品の開発に取り組んでいます。従来、樹脂で作られることが一般的だったトランクサイドにおいても、枠組みや車体に取り付けるためのクリップには樹脂を、面を構成する大部分にはフェルトを採用することで、剛性を保ちつつ大幅な軽量化を実現しています。樹脂とフェルトを一体化する接着工程では、長年、樹脂成形の分野で培ってきたクミ化成の技術が活かされています。



出来ることは、すべてやりきる。
お客様のニーズにお応えするために。
熱プレスで成形されるフェルト製のフェンダーは、走行時のチッピング音やロードノイズの低減を目指して開発された製品です。軽量化・吸遮音性に大幅な向上が期待される一方で、雪の付着による走行性能への悪影響をどう防ぐかが開発時の課題でした。材料メーカー様とも協力し、フェルトに含ませる繊維の配合を調整。製品の表面に撥水層を設けることで雪の付着に対応しています。企業の枠を超えて、お客様のニーズを確実に実現する「協創のモノづくり」が活かされた製品です。

さらに軽く、もっとサステナブルに。
私たちは、モビリティ産業に携わる企業として、サステナブルなモノづくりを目指しています。熱プレスで発生する端材を燃料ペレットに加工し、エネルギーとして回収する取り組みも、そのひとつです。将来的には端材から作られる製品や、地中で分解される材料を用いた製品の開発も進めていきたいと考えています。燃費向上やEVへの関心が高まるなか、引き続き軽量化のニーズにお応えするために、樹脂と熱プレスを組み合わせたクミ化成ならではのモノづくりに挑戦していきます。



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歴史は、刻まれるものではなく
共に刻んでいくもの。
創業から100年を迎えた今、クミ化成は「従業員が活力を持って働ける会社」「社会から必要とされる企業」「私たちにしかできないモノづくり」の実現を目指し、共に未来を切り拓いていく仲間を広く募集しています。